アオバアリガタハネカクシ(やけど虫)
【2018年7月28日】
アリのような形をしていて、頭部・後胸は黒色、前胸・中胸はオレンジ色で、尾の2節は黒色。体長6~7mmは黒色と小さく、とても細い虫です。
日本全土に分布しており、水田、畑、湿った草地を好みます。4月~10月は灯火によく飛来し、6~8月は特に多く見られます。卵、幼虫、蛹、成虫のいずれも「ペデリン」という有害物質を体内に持っていて、人にとまった虫を払い落とす際に体液が糸のように付着し、そこが数時間後に発赤して水疱(線状皮膚炎)になってしまうことがあります。このように火傷の痕のようになることから、「やけど虫」とも呼ばれます。眼に入ると、様々な眼の炎症を引き起こすため危険です。もし皮膚にとまったら、叩かずにそっと払いのけてください。