DPP-4阻害薬からリラグルチドへの切り替えで血糖・体重ともに改善、日常診療で確認
【2013年9月27日】
2型糖尿病の血糖コントロールにおいて、インクレチン関連薬(GLP-1受容体作動薬、DPP-4阻害薬)は有用な選択肢であることが報告されている。一方、GLP-1受容体作動薬とDPP-4阻害薬は一部共通の経路を介して作用を発揮するものの、異なる有効性、安全性のプロファイルを有することがわかっている。
そこでフランスUniversité Pierre & Marie CurieのLuc Martinez氏らはフランスのリラグルチド市販後観察研究EVIDENCE試験のデータを用い、DPP-4阻害薬からリラグルチドの切り替えによる血糖コントロールおよび体重の変化を検討し、9月25日に発表した。
Martinez氏はDPP-4阻害薬からリラグルチドへの切り替えは、2型糖尿病患者に対し血糖コントロールと体重の両者でベネフィットをもたらすことが日常臨床で示されたと解説した。