はしか排除目安、19県達成 「医療新世紀」
【2012年4月3日】
はしかの年間の患者数が人口100万人当たり1人未満という国の「はしか排除」の目安を、2011年に青森、宮城など19県で達成したことが国立感染症研究所の分析で分かった。全国平均は3・45人だった。
19県のうち、09年から3年連続で達成したのは秋田、石川、高知、熊本、宮崎の5県。10、11年の2年連続は富山、滋賀、島根、山口、大分、沖縄の6県。11年だけは青森、宮城、山形、福島、茨城、長野、和歌山、佐賀の8県。
厚生労働省は、07年に高校生、大学生を中心にはしかが流行したことを踏まえ「12年度までにはしかを排除し、その後も排除の状態を維持する」ことを目標に掲げ、対策に取り組んでいる。