カップルだと長生き 仏調査、子供2人が最適
【2007年8月9日】
長生きの秘訣(ひけつ)はカップルで暮らすことで、子供は2人が最適。フランス国立統計経済研究所(INSEE)は8日、家族構成と寿命の関係をめぐる調査結果を発表、家庭を築くことが長生きにつながることが裏付けられた。
調査は1999年時に40-90歳だったフランス生まれの男女約17万人が対象。結婚しているかどうかにかかわらず、半年以上の共同生活を送る2人をカップルとみなした。
40-50歳の年齢層をみると、カップルの人たちの死亡率は、配偶者と離別・死別した人や独身者のグループに比べて、男性で3分の1、女性では半分にとどまった。他の年齢層でも同様の傾向がみられた。
また、子供の数と死亡率の関係では、男女とも子供が2人いる人の死亡率が低く、子供の数が2人より多くても少なくても死亡率は高くなる傾向が確認された。
例外は独身を貫いた高齢者。80-90歳の男性のうち、カップルで暮らした経験が皆無という人の年間死亡率が7・7%だったのに対し、カップルで暮らす人の死亡率は8・8%。女性でも同様に4・7%に対し5・0%だった。